SOFT DARTS WORLD CHAMPIONSHIP THE WORLD

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TOP コラム Feature Story - 年間ランキングTOP8決定。そしてGRAND FINALへ。 -

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GRAND FINALへ闘志を燃やす8名のトップランカー

全5戦におよぶ激闘が繰り広げられたTHE WORLD 2016 シーズンが終幕し、年間ランキングでTOP8入りを果たした8名が、GRAND FINAL進出を決めた。その顔ぶれは、過去にビッグトーナメントを制してきた歴戦の猛者揃い。彼らが熱き闘志を燃やす"真の世界一決定戦"へのカウントダウン――それは、すでに始まっている。

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ランキング1位
ポール・リム(シンガポール)

「今シーズンは、最初から絶対に年間ランキングでTOP8入りを果たすことを目標に頑張ってきたんだ。自分自身にプレッシャーをあまりかけ過ぎず、1ステージ1ステージ一生懸命ベストを尽くして何とかTOP8に入れるように努力したよ。とくにSTAGE 3の優勝で、暫定でもTOP8に名を連ねることができたのが大きかった。一気に自信が沸き、その結果、最終的に年間1位まで上り詰めることができたからね」

2016シーズンの幕開けからGRAND FINAL出場を目標にしてきたリムは、最終ステージでランキング首位の奪取に成功。年間王者という輝かしい栄光とともに、優勝候補の筆頭としてGRAND FINAL出場を果たすこととなった。

THE WORLD 2011 GRAND FINAL、さらにはSUPER DARTS 2015と、ソフトダーツ界を代表する2大世界大会を制した唯一の存在であるリム。今年のGRAND FINAL では、年間ランキングと連なるダブル制覇、そして前人未到の2度目のGRAND FINAL制覇という、2つの偉業をかけた戦いが待ち受けている。

「TOP8入りを果たした選手たちの実力は拮抗しているので、誰と戦うことになっても楽に勝つことはできないだろうね。だからこそ、とくに注目している選手というのは存在しない。私の目先にあるものはただひとつ、"GRAND FINALのチャンピオン"というタイトル――ただそれだけなんだ」

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ランキング2位
ボリス・カリチュマー(クロアチア)

2014年、2015年とTHE WORLDの年間ランキング1位に輝き、その実力の高さを世界中に轟かせたカリチュマー。今シーズンは3連覇がかかっていたが、最後の最後でリムに逆転を許してしまう結果に。とはいえ、通算ポイントは同率。優勝回数の差で2位に転じてしまったに過ぎず、GRAND FINAL はリムとの最終決着に意欲を燃やす。また、THE WORLD 2013 GRAND FINALでBEST4に終わったカリチュマーにとっては、過去の自分を乗り越える試練の舞台でもある。3年ぶりの復活とともに、再び目の前に現れた真の世界一の称号。これを手にすべく猛進するカリチュマーを、止める者は現れるのか。

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ランキング3位
アレックス・レイズ(アメリカ)

STAGE 2で優勝し、今シーズンのダークホース的な存在として活躍したレイズ。シーズン後半はやや勢いを落としたものの、ランキング3位という実力は決して無視できないもの。過去のインタビューで掲げていた"GRAND FINAL出場"の夢を実現し、世界最強という新たな夢に向かうレイズの活躍に注目しよう。

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ランキング4位
レオナルド・ゲイツ(アメリカ)

2015年に目覚ましい活躍を見せ、一躍その名を世界に轟かせたゲイツ。今シーズンは優勝こそ逃したものの、4位にランクインする安定した実力の持ち主だ。未だかつて、アメリカの選手がGRAND FINALを制したことはない。ゲイツ、そしてレイズにとってのGRAND FINALは、世界屈指のソフトダーツ大国としての威信をかけた戦いでもある。

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ランキング5位
パク・ヒョンチョル(韓国)

日本でソフトダーツのプロツアーに参戦しているパクだが、今シーズンは、そこで活躍する日本人選手を抑え、ランキング5位に入賞を果たす活躍を見せた。2015年、2016年とシーズン開幕戦で準優勝を果たしており、ここ一番の大舞台での強さに定評があるパク。GRAND FINALでも波乱を巻き起こしてくれそうだ。

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ランキング6位
江口祐司(日本)

SUPER DARTS 2007をはじめ、日本国内の数々のビッグタイトルを手にしてきた江口。今シーズンは、日本人選手の中でずば抜けて安定した強さを見せ、2012年に記録した自身最高位と同じ6位にランクインを果たした。GRAND FINALには2度の出場経験があるが、BEST 32が最高。今年のGRAND FINAL は、すでにBEST16が確定しているので、それを上回る成績への挑戦となる。

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ランキング7位
勝見翔(日本)

SUPER DARTS 2010での優勝など、大舞台で素晴らしい戦績を残し続けている勝見。THE WORLDにおいても、2015年には日本人で初となる2度目のステージ優勝を成すなど、その活躍は世界を驚かせている。また、過去すべてのGRAND FINALに出場。2011年には準優勝に輝いていることからも、今年のGRAND FINALでの躍進に注目が集まる。

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ランキング8位
星野光正(日本)

今シーズンはSTAGE 3で念願の決勝戦進出を果たし、敗れはしたものの自身最高となる準優勝に輝くなど、例年以上の好調ぶりでファンを沸かせた星野。過去にSUPER DARTS 2008、2009を連覇するなど、大舞台での強さは群を抜くものがあり、迫りくるGRAND FINALという大舞台でもその強さを発揮するに違いない。

2016年を締めくくる夢の大舞台開催まであと少し

THE WORLD 2016 GRAND FINALに出場する選手は全部で16名。今回紹介した年間ランキングTOP8の選手のほか、PREMIUM STAGEで優勝した日本の小野恵太、そして残る7名は、前々日に行われるWILD CARD TOURNAMENTで決定する。刻々と開催迫るGRAND FINAL。世界中のダーツファンに向けて、リムは次のように語る。

「ランキング9位~100位までの選手が参加できるWILD CARD TOURNAMENTも、初戦からバチバチ火花が散るエキサイティングな大会になるだろうね。そしてGRAND FINALは、それをさらに上回る興奮と感動が待ち受けていると思うよ。私は、本当にこのGRAND FINALの復活が嬉しく、何より楽しみでならないんだ。ぜひとも世界中のダーツファンに見ていただきたい大会なので、会場に来られない人はLIVE中継で観戦してほしい。これを見逃すと絶対に後悔するからね」

THE WORLD 2016 GRAND FINALは12/4(日)に香港で開催。LIVE中継をお楽しみに。