THE WORLD STAGE 7が、11/29(日)台北にて開催された。大会開始時点では、年間ランキングトップが確定しておらず、今シーズン最後となるこのステージはランキングトップの座を賭けた舞台となった。ランキング争いがかかっているだけに、プレイヤーだけでなく観客たちも含め、会場は大変な盛り上がりを見せた。
この日、優勝で年間ランキングトップを決めたのは、クロアチアのボリス・カリチュマー。昨年もトップだったカリチュマーは、THE WORLD史上初の二年連続で年間ランキングトップという偉業を達成した。
意外なことに、カリチュマーは今シーズン初優勝。土壇場の舞台で、見事なパフォーマンスをオーディエンスに披露し、文句なしの優勝を飾った。
今回は日本勢の活躍も印象深い。カリチュマーの決勝の相手は初優勝を狙う日本の安食賢一。日本ダーツ界の中心的なプレイヤーだ。加えて上位8選手のうち半分の4名が日本人で、江口祐司をはじめアジアのスター選手が名を連ねた。またベスト8に柿崎耀(23歳)という若きプレイヤーの存在もキラリと光る。
そして今大会ベスト4に入賞したアメリカのアレックス・レイズや、ベスト8のマレーシアのノリセイム・アタンなどの健闘も目立った大会だった。
またランキングの1~64位の選手には、その順位に応じて年間ランキングボーナスとして賞金が与えられる。そのためトップランカーたちだけでなく、圏内に入るか入らないかギリギリの線にランクしているプレイヤーたちは、他のプレイヤーの勝敗を気にしながらプレイしている姿も印象的だった。
毎年新たなヒーローが誕生するTHE WORLD。11/29(日)を持って、2015年シーズンは全日程が終了した。来シーズン、新たなヒーローの誕生に期待したい。
来年のTHE WORLD STAGE 1はアメリカで開催予定。そして2016年シーズンはGRAND FINALも復活する。詳細は後日Webサイトで。