WSDAが主催する大会については以下に記載しているWSDA公式ルールブックを基本ルールとし、その他については各大会毎のルールに準ずることとする。
WSDA主催のトーナメントでは、DARTSLIVE2とDARTSLIVE3を公式ダーツマシンとする。
ターゲットの中心の高さ(インブル)はフロアから173cmとする。
スローラインの最前面からインブルまでの斜めの距離は298.4cmとする。
ダーツ1本あたりの全長は30㎝を超えないものとする。
ダーツ1本あたりの総重量は25グラムを超えないものとする。
チップは全てプラスチック製とする。
ダーツのスローはプレイヤーの片手から1投ずつとする。
スロー前、ダーツの狙いを定めている際、プレイヤーのどちらか一方の足はフロアについていなければならない。
プレイヤーは足がスローライン上を含めてその後にある限り、プレイエリアのどこからでもスローできる。
スローラインの左右両側により外側に出てスローを行う場合にはスローラインの延長線より後からスローを行うものとする。
ダーツをスローする際、足がスローラインからはみ出さない限り、プレイヤーの上半身がスローラインにかかっていたり、超えていたりしても良い。
ダーツをスローする際、プレイヤーはスローラインより前に出てはならない。また、最後のダーツのスローまでプレイヤーの両足はスローラインの後ろになければならない。
プレイヤーに健康上の必要から医療機器等を使用しなければならない場合、それらの機器はスローラインを超えてはならない。
それぞれのラウンドで、1プレイヤーにつき3投までのスローが可能であるが、状況によっては3投全てのスローが求められるわけではない。
意図的なプレイの遅滞をまねく行為、対戦相手の妨げとなる行為もしくは最終的に遅滞や妨害につながる行為は全てルール違反とみなし、処分対象となるものとする。
(1)DARTSLIVE2を使用する場合
プレイヤーは自分のスローが終了したらチェンジ・ボタンを押し、スローラインの後ろに戻る。(これを"プレイヤー交代"とする)
プレイヤー交代中(画面上にREMOVE DARTSと表示されている間)にスローされたダーツは得点として換算されず、再スローは認めないものとする。
チェンジ・ボタンが押されていない状態でスローした場合、原則としてダーツが刺さったままの状態であればスコアとして換算され、はじかれたダーツに関しては再スローを認めることとする。
(2)DARTSLIVE3を使用する場合
プレイヤーは自分のスローが終了したら、ボードからダーツを抜き、スローラインの後ろに戻る。(これを"プレイヤー交代"とする)
プレイヤー交代中にスローされたダーツは得点として換算されず、再スローは認めないものとする。
その他、マシン不具合、対戦相手による過失等、本人の責任によるものではない事象については再スローを認めるものとする。
コークの勝者が第1レグで先攻となる。
第2レグ以降は、前レグの敗者が先攻となる。
最終レグがCHOICEの場合、再度コークを行う。コークの勝者が先攻もしくはゲームの種類を決める。
コークの勝者が第1レグで先攻となる。
第2レグ以降は、ゲームの勝敗に関係なく先攻と後攻が交互に入れ替わる。
最終レグがCHOICEの場合、再度コークを行う。コークの勝者が先攻もしくはゲームの種類を決める。
「01 ゲーム」とは、「301」「501」「701」「901」「1101」「1501」を指す。
それぞれのトーナメントによりルールの指定がない限り、
「301」「501」「701」には「15ラウンド」のラウンド制限が適用され、
「901」「1101」「1501」には「20ラウンド」のラウンド制限が適用される。
最初に正確にスコアをゼロにしたプレイヤーを勝者とする。
両プレイヤーが01ゲームでフィニッシュできなかった場合は両者のスコアに関わらず、コークを行い、センタービットにより近いプレイヤーの勝利とする。(そのコークにはスローと同じ順番が適用される)
ブルはアウターブル、インナーブルともに50点として計算される。
IN オプション(Open In / Double In / Master In)もしくは OUT オプション(Open Out / Double Out / Master Out)がそれぞれのトーナメントに応じて適用される。
特に記載がない限り、「CRICKETゲーム」は「STANDARD CRICKET」を指す。
それぞれのトーナメントでルールの指定がない限り、すべての「CRICKETゲーム」に「20ラウンド」のラウンド制限ルールが適用される。
ターゲットナンバーは15から20およびBULLが使用される。それぞれのターゲットにつき3マークがクローズに必要となり、最初にクローズしたプレイヤーがそのナンバーを次にヒットした際に得点となる。
先にクローズしたナンバーを対戦相手がクローズした時にそのナンバーは以降得点できなくなる。
全てのターゲットナンバーをクローズし、得点が高いプレイヤーがそのゲームの勝者となる。
CRICKETゲームでフィニッシュ出来なかった場合は、獲得した点数の多いプレイヤーの勝利とする。 獲得した点数が同じ場合はコークを行い、センタービットにより近いプレイヤーの勝利とする。(そのコークには同じスロー順が適用される)
ラウンド数は8ラウンドとする。
ブルはアウターブル、インナーブルともに50点として計算される。
8ラウンド終了時点で得点の高い方がゲームの勝者となる。
プレイヤーはそれぞれブルに向かってスローし、ブルの中心に近い方がコークの勝者となる。
コークのスロー順はDARTSLIVE2、もしくはDARTSLIVE3のコイントス機能によって決定される。
それぞれのプレイヤーの第1投目でコークの勝者が決まらない時は、スロー順を逆にして第2投目を行う。
スローしたダーツが跳ね返ったり、ボードから落ちたりした場合、再度スローものとする。
コークの勝者が決定するまで、すべてのダーツはボードから抜かない。
最初のプレイヤーのダーツがブルの中心に刺さった場合のみ、次のプレイヤーがスローする前にダーツを抜くものとする。
チームが2人以上のプレイヤーからなる場合、対象ゲームをプレイするそれぞれのチームの代表者1名がコークをおこなう。
コーク中にスローするプレイヤーを変更することは認められない。
後攻プレイヤーのダーツにより、先攻プレイヤーのダーツが落下した場合は、先攻プレイヤーは再度コークを行う。その際、後攻プレイヤーのダーツを抜くことは出来ない。また、後攻プレイヤーのダーツも落下した場合は、再度コークを行うこととする。
誤ったスコアの修正は、スローされたダーツがボードに刺さったままの状態で、プレイヤーチェンジの前に両プレイヤーの合意のもと行わなければならない。
ダーツボードからダーツが抜かれてからのスコアの修正は原則認められない。しかし、プレイヤー交代前でプレイヤーがスコアの修正を求め、対戦相手のプレイヤーが了承した場合はこのルールは適用されない。
誤反応が生じた際に、ボードに刺さっているダーツを抜き、プレイヤー交代をおこなったうえで対戦相手がスローを行ってしまった場合はスコアの修正はできないものとする。
(1)DARTSLIVE2を使用する場合
ダーツを投じてダーツボードにダーツが刺さっている状態でマシンが誤反応を示した場合、「Reverse-A-Round」で該当する誤反応のスコアを戻しダーツが刺さっている箇所を押して点数を修正するものとする。
ダーツがボードに刺さらずに地面に落ちた場合はマシンの反応が優先されるものとし、ダーツマシンが反応しなかった場合、スローしたダーツは得点したとみなされず、再スローは認めないこととする。
(2)DARTSLIVE3を使用する場合
誤ったスコアの修正に関しては、レフェリーが対応することとする。
ダーツを投じてダーツボードにダーツが刺さっている状態でマシンが誤反応を示した場合、「ダート判定修正」で該当する誤反応のスコアを下画面で選択し、正しい点数へ修正するものとする。
ダーツがボードに刺さらずに地面に落ちた場合はマシンの反応が優先されるものとし、ダーツマシンが反応しなかった場合、スローしたダーツは得点したとみなされず、再スローは認めないこととする。
シングル・エリミネーショントーナメントのドローについてはそれぞれのトーナメントのルールに基づくものとする。
エントリー済みのプレイヤーがイベント前日もしくは当日に出場を断念した場合、トーナメント表には変更を行わず対戦相手の不戦勝として扱われるものとする。
ラウンドロビン方式における、プレイヤーそれぞれのグループ(ブロック)への割り当てや、人数上限については各開催トーナメントのルールに基づき決定される。
決勝トーナメントに進むプレイヤー数については各開催トーナメントのルールに基づき決定される。
エントリー済みのプレイヤーがイベント前日もしくは当日に棄権した場合、ラウンドロビンの変更は行わず、対戦相手の不戦勝として扱われるものとする。
ラウンドロビンの順位決定方法は以下のルールに基づくものとする。
(1)勝利数(勝利マッチ数)
(2)勝ちレグ数
(3)負けレグ数
(4)該当チームによる直接対決
(1)-(4)がすべて同点のチームが3チーム以上並んだ場合、該当チームによるCOUNT-UPを実施し、COUNT-UPの勝者を決勝トーナメント進出とする。
サンドバッギングルールが採用されるトーナメントでは、プレイヤーは01とクリケットの「80% STATS」を試合結果と共にコントロールに提出しなければならない。
特に本ルールについての表記がない場合は、サンドバッギングルールが採用されていないものとする。
プレイヤーは 「80% Standard」版の 01とCRICKET のSTATS を提出する。
トーナメントのSTATSが事前登録statsもしくはそれぞれのトーナメントにより定義された基準を著しく超えていた場合、トーナメントのルールによっては資格剥奪となる。
原則、以下の表のSTATS とそれに伴うRatingsがサンドバッギングの可能性の考慮に使用される。
01 STATS | Rating | CRICKET STATS |
---|---|---|
0 - 39.9 | 1 | 0 - 1.29 |
40.00 - 44.99 | 2 | 1.30 - 1.49 |
45.00 - 49.99 | 3 | 1.50 - 1.69 |
50.00 - 54.99 | 4 | 1.70 - 1.89 |
55.00 - 59.99 | 5 | 1.90 - 2.09 |
60.00 - 64.99 | 6 | 2.10 - 2.29 |
65.00 - 69.99 | 7 | 2.30 - 2.49 |
70.00 - 74.99 | 8 | 2.50 - 2.69 |
75.00 - 79.99 | 9 | 2.70 - 2.89 |
80.00 - 84.99 | 10 | 2.90 - 3.09 |
85.00 - 89.99 | 11 | 3.10 - 3.29 |
90.00 - 94.99 | 12 | 3.30 - 3.49 |
95.00 - 101.99 | 13 | 3.50 - 3.74 |
102.00 - 108.99 | 14 | 3.75 - 3.99 |
109.00 - 115.99 | 15 | 4.00 - 4.24 |
116.00 - 122.99 | 16 | 4.25 - 4.49 |
123.00 - 129.99 | 17 | 4.50 - 4.74 |
130.00 or Above | 18 | 4.75 or Above |
レフェリーはWSDAにより選出された人物が行い、試合進行に関わる全ての権限を有する。 プレイヤーはレフェリーの指示に速やかに応じなければならない。
レフェリーは後述のルール違反にあたるプレイまたはそれに準じる行為に対し、注意を行うことができることとする。
対戦相手のプレイの妨害
意図的なゲームの遅滞につながる行為および関与
スローラインを超えたダーツのスロー
スコアの修正を意図的に拒否する行為
レフェリーの指示・注意を無視する行為
プレイヤーにより前述のルール違反となる行為があった場合WSDAスタッフにより罰則が科される場合がある。罰則には以下が含まれるが、以下に限定されないものとする。
違反が行われた時点でのラウンドもしくは該当ゲームの剥奪
試合の剥奪、該当トーナメントの出場停止
以後開催されるトーナメントの出場停止
ルール違反のプレイヤーに対する罰則の最終判断はWSDAの権限とする。罰則がプレイヤーに科された際、支払済みを始めとするエントリーフィーの返金は一切行わないものとする。
レフェリーにより、1大会の間に3度以上注意されたプレイヤーは失格の対象となることとする。
停電等の事故によりゲームが中断され、そのゲームを再開しなければならない場合は、プレイヤーの合意のもとレフェリーまたは大会スタッフがゲームの復元を行う。
復元が不可能である場合、そのレグをリセットして再度ゲームを行うものとする。
ONLINE MEDOLEY を使用した大会でマシントラブル等で試合を中断しマシンを再起動した場合、進行中だった当該レグの初めからゲームを再度行う。(1Leg目と5Leg目のコークも含む。)