5/8(日)にアメリカで開催されるSTAGE 1を皮切りに、新たな歴史をスタートさせるTHE WORLD。2016年もまた、各国を代表するトッププレーヤーたちの活躍が世界中のファンを熱くさせる一年になりそうだ。
今シーズンの大きな特徴といえるのが、予選ラウンドロビンの採用だ。THE WORLDは開幕以来、シングルエリミネーションのみで試合が行われていたが、それが予選ラウンドロビンを経て決勝トーナメントへ進出という試合形式に変更。ステージ制覇への道のりはさらに険しさを増し、その頂点に立つためにはより確かな実力が求められることになる。その一方で、必然的に各ステージでの試合数は増えるため、これまで以上に多くの名勝負が輩出されるのはファンにとっては嬉しい限りだ。
2013年以来3年ぶりの開催となるこのGRAND FINALは、その年に活躍した選手たちが一同に会し、世界最強の座をかけて激戦を繰り広げる一大エンターテインメントとして高い人気を誇る大会。2011年はポール・リム、2012年は鈴木猛大、2013年はローレンス・イラガンが優勝を果たしている。
今年の出場枠は16枠。そのうち8枠は年間ランキング1位~8位の選手、残る8枠は年間ランキング9位~100位の選手が出場するWILD CARD TOURNAMENTで決定することとなる。
まさに真の実力者のみが立つことができる夢の大舞台。昨シーズンのトップランカーも皆、このGRAND FINALを見据えた展望を胸に2016年の幕開けを待ち望む。
圧倒的な強さで年間ランキング1位となった2014年とは異なり、昨年はシーズン前半に思いどおりの戦績を残すことができず苦戦を強いられたカリチュマー。しかしながらも尻上がりに調子を上げ、2年連続で頂点を制した実力は確かなもの。2016年はさらなる記録更新に意欲を燃やす。
「これまでと同じように全試合でベストを尽くし3連覇はもちろん、GRAND FINALでも優勝して2冠を達成したいね。でもTHE WORLDは、年々世界中から強い選手が集まってきているので本当に勝つことが難しい。少しプレッシャーを感じているよ」
2012年の年間チャンピオンであり、2013年のGRAND FINALでは見事優勝を果たしているイラガン。最近大きな手術を終えたばかりで、いまは新シーズンの開幕に向けて健康状態の維持に精を尽くしている。
「ボリスは間違いなく世界屈指の強さをもつ選手のひとり。彼の3連覇を阻止し、再びナンバー1の座に返り咲くことが僕のモチベーションを高める大きな原動力となっているんだ。クライマックスを飾るGRAND FINALも楽しみでならない。あの舞台で得られる感動は、選手にとって何事にも代えがたいものがあるからね」
昨年はじめてTHE WORLDへフル参戦したゲイツは、年間ランキング3位にランクイン。目覚ましい活躍でその名を世界に轟かせることとなった。自分の実力を試すためにフル参戦を決意したというゲイツ。その挑戦者である気持ちを忘れず、新たなシーズンに挑む。
「GRAND FINALの復活を知ったときはすごく興奮したよ。2016年はこの大舞台への出場を狙いつつ、すべての試合で最高のパフォーマンスを発揮して、自分でも驚くような結果を残したいね」
フル参戦を果たした2014年、2015年はいずれも年間ランキング4位にランクインしているグレイ。とくに2015年は最後の最後まで年間チャンピオン争いに名を残しただけに、2016年はこれまで以上に首位奪取へ強い意欲を燃やす。
「GRAND FINALが復活したことで新たな目標もできたので、すごく嬉しいね。自分自身を信じる気持ちを強く持ち、今年こそナンバー1になりたい」
最高のパフォーマンスとともに多くのステージで優勝し、実力に年齢は関係ないということを証明したいというリム。かつて優勝したこともあり、GRAND FINALへの想いも強い。
「GRAND FINALが開催されるのとされないのとでは、モチベーションが全然変わってくるもの。いわばNFLのSuper BowlやMLBのWorld Series、NHLのStanley Cupにあたる大舞台だからね。そこで優勝するという夢を追うことができるのは、僕だけではなく、THE WORLDに出場する選手全員にとって本当に幸せなことだよ」
前人未到のTHE WORLD3年連続年間ランキング1位を狙うカリチュマーの挑戦。そしてそれを阻止すべく闘志を燃やすイラガンやグレイ、リムといった、これまで輝かしい戦績を残してきた選手たちの動向。さらには昨年のゲイツのようなダークホースともいえる選手たちの活躍と、早くもランキング争いが楽しみな2016年。その始まりを告げるSTAGE 1の模様は、5/8(日)にLIVE中継でお伝えするのでお楽しみに!!