ボリス・カリチュマーやポール・リムをはじめ、世界中のダーツファンを魅了している各国の強豪たちが、唯一無二の特別な大会として名を挙げるTHE WORLDの〝GRAND FINAL"。2013年以来、実に3年ぶりとなるGRAND FINALが、12月4日(日)に香港で開催される。
この真の世界王者決定戦と言っても過言ではないトーナメントに出場できる選手は、わずか16名。その選定は、12月2日(金)に同会場で行われるWILD CARD TOURNAMENTを勝ち抜いた7名と、THE WORLD 2016 PREMIUM STAGEで優勝した日本の小野恵太選手。そして、THE WORLD 2016の年間ランキングでTOP8入りを果たした8名となっている。
THE WORLD 2016 GRAND FINAL 大会概要
数々の名勝負を輩出した今シーズンも、残すはSTAGE 5のみ。年間チャンピオンの行方も然ることながら、やはりGRAND FINALへの直行便の切符である、TOP8入りを誰が果たすのかも絶対に見逃せないところだ。
No. | 名前 | 累計ポイント |
1 | ボリス・カリチュマー | 135 pts |
2 | ポール・リム | 121 pts |
2 | アレックス・レイズ | 112 pts |
4 | レオナルド・ゲイツ | 105 pts |
5 | 江口祐司 | 83 pts |
6 | パク・ヒョンチョル | 77 pts |
6 | 星野光正 | 77 pts |
8 | 勝見翔 | 76 pts |
9 | ハリス・リム | 74 pts |
10 | ロイデン・ラム | 72 pts |
10 | 佐藤佑太郎 | 72 pts |
予想では、TOP8のボーダーラインは年間総合で95~100ポイントあたり。これをもとに計算すると、STAGE 4を終えた時点で100ポイントを超えている4名、上位から順にボリス・カリチュマーとポール・リム、そしてアレックス・レイズとレオナルド・ゲイツは、GRAND FINAL進出は確実なものと言っていいだろう。5位の江口祐司は83ポイントではあるが、今シーズンの調子を見るに、ほぼ確実に100ポイントを超えることになるはずだ。
順位 | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 42 pts |
準優勝 | 35 pts |
BEST4 | 29 pts |
BEST8 | 24 pts |
BEST16 | 20 pts |
BEST32 | 17 pts |
BEST64 | 15 pts |
BEST128以降 | 10 pts |
現在上位の5名とは違い、まったく気が抜けない状況にあるのが6位タイのパク・ヒョンチョルと星野光正、そして8位の勝見翔だ。9位以下の選手とのポイント差がわずかであることもあり、STAGE 5で最低でもBEST8入りして20ポイントを稼いでおかないと、年間ランキングTOP8入りが危うさを増してくる。
逆を言えば、9位以下の選手にもまだまだチャンスが残されているということ。9位のハリス・リム、10位タイのロイデン・ラムや佐藤佑太郎、12位のエイドリアン・グレイは、安定してポイントを稼いできている選手。STAGE 5でもしっかりポイントを重ねることは間違いなく、どこまでランキングを上げることができるか見物である。また、決して簡単ではないが、17位タイのトニー・マーチンとスコット・カーシュナー、野毛駿平も最後を優勝で飾ることができれば、GRAND FINAL進出を果たす可能性が高い。
THE WORLD 2016 STAGE 5は、10月23日(日)にマレーシアにて幕を開ける。混迷極めるGRAND FINAL進出を懸けた戦いは、どのような決着を見るのか。
LIVE生中継をお楽しみに。