雑観記事 -THE WORLD 2018 STAGE 3-
「とにかく勝てて良かったよ」
クロアチアの大型プレイヤー、ボリス・カリチュマーが2ステージ連続優勝し、年間ランキング単独1位に躍り出た。
世界の強豪たちに日本のファン大興奮
8月25日に開催されたソフトダーツ世界選手権THE WORLD STAGE 3 で、ボリス・カリチュマーが優勝した。日本で開催されたSTAGE 3は、ソフトダーツ最大級のイベントである「日本ダーツ祭り」と同時開催ということもあり、大勢のファンから注目の大会となった。「THE WORLDを生で見れて感動した!」などの声も多く、滅多に生で観戦ができない世界のトップランカーたちの試合に日本のファンは大興奮し、会場は大きく沸いた。
決勝はボリス VS ポール
カリチュマーは、日本の安食賢一やパク・ヒョンチョルなどアジアの強豪たちを倒し決勝へ進出。対戦相手は何度となく対戦しているポール・リムだ。
日本での人気が高いリムは、日本のファンからの大きな声援をバックにパフォーマンスを発揮。ベテランながら躍動感あるプレイでオーディエンスを大いに沸かせ、対するカリチュマーは独特のテンポの速いスローイングでプレイを進めていく。
勝敗は最終レグのクリケットまでもつれ込む。先行のカリチュマーは1ラウンドで痛恨の3マーク。後攻リムが19と20をクローズしてゲームを有利に運ぶかと思われたが、その後カリチュマーは2ラウンド連続9マークを記録し一気にゲームの主導権を握り勝利する。
「勝ったことが全て。次も勝てるようにベストを尽くすよ。12月のGRAND FINALでは、もちろん優勝を狙っていくよ」
優勝後のインタビューで、カリチュマーはホッとした表情でコメントした。
ボリス単独1位、ゲイツ4位にランクダウン
シーズンを折り返し、ランキングのポイント争いはますます激戦化している。今大会で、カリチュマーは年間ランキング単独1位となり、香港のロイデン・ラムが2位、ポール・リムが3位。レオナルド・ゲイツは4位にランクダウン。またSUPER DARTS覇者の村松治樹は安定した成績で6位をキープしている。
次回STAGE 4は9月16日(日)に、台湾の台中にて開催する。公式WebサイトよりLIVE中継を実施。